3月14日藤原ひろのぶさんおはなし会開催

看板

北陸中日新聞掲載

藤原ひろのぶさんと筆者星井


報告が遅くなってしまいました。コロナ騒動が心配の中、県内での感染者が出ませんようにと祈りつつ、当日を迎えることができました。キャンセルが出ても仕方ないねと言っておりました。ところがこの3日間での駆け込みの参加の申し込みがどんどん増え、最終的に子供も入れるとスタッフも含め132人の参加となりました。こんな時だからこそ何かしたいという思いの表れだったのかなと思います。今回のイベントは6月6,7日の藤原ひろのぶXほう 個展&講演会のプレイベントになっています。今回お越しになれなかった方も是非ご参加ください。

星井は受付担当してました

みんな真剣に聞き入る

会場は熱気にあふれて


下記お話しされた主な内容です。

 

気候温暖化問題では、このままの状態で何も対応をしなければ、人類が生きることができるのはあと11年、あるいはあと15か月という国もある。今のままでいったら2040年にはTipping Point(気候システムの急変の転換点)が訪れる。それを超えたらもう後戻りできない。

 

アースおじさんが悩んでいるのは、汚れた地球、暑くなった地球を嘆いていると同時に、人間がどうしたらわかってくれるのか??悩んているから。

 

ドイツでは環境問題の取り組みが非常に進んでいるが、日本はとても遅れている。その要因として、メディアが何も伝えないことがひとつに挙げられる。日本人はメディアの操作に弱いところがあり、それに依存しがち。商業放送、印象操作に弱いところがある。

 

米国は直接民主主義なので国民の声が大統領に届きやすい。日本の場合は間接民主主義の為、自分たちの代わりに国会で意見を言える人を送り込むシステム。それなのに選挙に行かない人が多すぎる。我々は下流にいる、上流を変えなくてはいけない。

 

正義は怖いもの。自分と対極にいるものを「敵」とみなす。

イラク戦争では、日本は米国の後方支援をした。しかし、大量核兵器はみつからなかった。民間人60万人が死んだ。この事実をどう受け止めるのか。

 

温室効果ガスの排出には日本は非常に加担していることを知るべき。

日本に原発は54基。東日本大震災の原発事故はチェルノブイリと同じ規模。

しかしチェルノブイリは立ち入り禁止にしたが、日本は「どうぞ戻ってきてください」と言っている。これはどういうことなのか。

 

自分の人生の時間を奪われ続けたらどうしても幸せを感じられないと思う。

周りがやっているからという理由だけで、おかしいいと思ってもそれを「仕方ない」に変換する日本人…

 

世界で年間1900万トン廃棄される食糧

日本で捨てられる食料は642万トン。世界で飢餓を救うことのできる食料は320万トン。

 

日本では27,000円で売られる1kgのコーヒーが、エチオピアではたったの8円で買われた。このことを私たちは知っているだろうか。

 

気候変動で一番被害を被るのは、何も恩恵を受けていない最貧国の人たち。

 

「地球が壊れる前に」の映像を見てほしい。アマゾンプライムビデオで見られます。

無関心こそが最大の敵

参加者で集合写真

スタッフと


このような世界の現実を知ったときに、「気持ちはあるがどうしたらいいかわからない」という声をよく聞くが、自分の力を過小評価しないでほしい。無関心という病気を治してほしい。現代の日本人には思いやり、勇気、やさしさ、が足りない。何もしない大人はカッコ悪い!!

 

良い人になろうと思わなくてもいい。目の前の小さな選択をかえていこう!

人を変えようとするのではなく(強要するのではなく)、共感し世の中をかえていこう!

 

できるか?できないか?ではなく

やるか!やらないか?

                  By星井